大塔山
古座川町と田辺市にまたがる標高1121.8mの山で、紀南の山の中でも中心的な存在で、法師山や野竹法師などが見渡せます。
登山道が整備され登山客でにぎわうようになりました。その頃から、本州南限であるブナ林が衰弱し始め、現在ブナを守り育てる対策が進められています。(2011.4.4)

ハリオノ滝
「植魚ノ滝」と並んで大塔山麓の古座川源流にもっとも近い名瀑のひとつが「ハリオノ滝」です。落差約20mの裾が広い滝で、水が伝い落ちる岩の壁面の大部分は、本当の清流にしか棲息しないといわれる藻類のベニマダラが一面に付着し、赤褐色をしています。ここの水質のすばらしさを示す指標として注目されます。
滝壷周辺は春先はヤブツバキの花が咲き、秋には鮮やかな紅葉に彩られ、四季それぞれ変化に富んだ景観が楽しめます。「植魚ノ滝」と合わせ、大塔山登山の前後に訪れるのもよいでしょう。暖かい季節にはヤマビルに注意です。(2011.12.25)
情報提供:古座川街道やどやの会
崩ノ川(くえのかわ)の滝
古座川源流に近い松根地区にある「崩ノ川(くえのかわ)」の滝は、落差は7mほどですが、末広がりの形状で、滝壺も広く、とても姿が良い滝です。
この滝のやや上流の林道脇の岩壁からは清らかな水が流れ出し、「崩ノ川の名水」として知られています。また、周辺の岩壁表面にはベニマダラという藻類が付着して赤褐色をしていますが、この淡水性ベニマダラは、真にきれいな水でしか生育しないといわれており、ここの水が最高の水質である証拠になっています。なお、道の駅一枚岩の一枚岩鹿鳴館で飲めるコーヒーにはこの水が使われており、名水を味わうことができます。
滝へのアクセスは、松根スーパー林道から崩ノ川林道(未舗装)に入り、約600mほどのところです。ただし林道の上からは滝の全貌は見えません。滝の下流の林道に車を止め、アマゴ釣りが使う急斜面の道なき道を降りて沢を遡る必要がありますが、増水時以外は長靴で十分間に合います。ただ、暖かい季節には古座川源流域の谷筋はヤマビルが多いので、ヒル対策に留意してください。(2011.12.22)

崩ノ川の滝 |

ベニマダラ |
情報提供:古座川街道やどやの会
川岸神社
大塔山麓の古座川町松根地区にある川岸神社は道路の対岸にあるため、川を隔てた県道脇に簡素な遥拝所があり、本殿に参拝するには川に降りて吊り橋を渡らねばなりません。
主祭神は応神天皇、天日神(アマヒノカミ)、飛龍神の三神で、神社の創建時期は不明です。この神社は、一村一社の原則を定めた明治の神社合祀令によって、松根地区が七川村だった当時の明治42年、いったんは下流の西川地区の七川神社(現丸山神社)に合祀されましたが、参拝に大変不便であるとの地元住民の声が強く、大正4年に合祀を解いて元の神社に戻るという異例の展開を辿りました。
社殿の周囲にはスギなどの巨木が林立し、とくに拝殿の右に幹廻り5mほどのスギの巨木があり、これは古座川流域でも最大級のスギと思われ、一見の価値があります。(2011.12.2)
情報提供:古座川街道やどやの会
植魚ノ滝
大塔山に源を発する古座川源流に近い2つの名瀑のひとつが「植魚の滝」。落差約18mの2段の滝で、左右を岩壁に囲まれた狭い廊下のような水路の奥に勢い良く落ちるさまは、神秘的な雰囲気が漂います。
滝を見るには沢を伝って行く必要があるので、長靴や渓流タビ必携です。また、暖かい季節にはヤマビルの多い場所なので、服装にヒルの侵入を防ぐ工夫も必要です。この滝の下流にも小さな滝が多く、周囲は、さながら滝の饗宴という趣で、時の経つのを忘れさせてくれます。(2011.11.19)
情報提供:古座川街道やどやの会
荒船海岸