福定の大銀杏
福定の大銀杏(ふくさだのおおいちょう)は、福定の宝泉寺境内にある樹齢、推定400年の大銀杏で、町指定天然記念物です。幹の周囲5.3m、高さは22m。根元から高さ4mで幹が数本に分かれた大木です。
紅葉の見ごろは、毎年10月下旬〜11月中旬頃で、シーズン中は、地元の有志が設置した照明でライトアップされ、周囲の木立の中でひときわ輝いてそびえ立つ姿を見ることができます。(2006.3.31)

小判地蔵
十丈王子をすぎて、一つ目の山の中の杉林の中に小さな地蔵尊があり、小判地蔵と呼ばれています。飢えと疲労のために、小判をくわえたまま、ここで倒れたという巡礼を弔って、まつられたということからこの名前がつきました。地蔵には「道休禅定門 生国豊後有馬郡、献主愛州」と彫りつけてあり、豊後国(大分県)有馬郡の人であったことがわかります。おそらく伊勢と熊野に参って紀三井寺へ向かう途中、嘉永七年(1854)七月十八日に亡くなり、その死を哀れんで、この地の愛洲(あいず)氏が主になって、地蔵を建てました。(2008.1.17)
市民の力わかやま
311号からも見えます。
富田川に沿って311号を本宮方面へ進み、中辺路町大川から中辺路町福定へ入るあたり、進行方向左手前方の山の中に、福定の大銀杏がこんもりと、ひときわ大きく見えてきます。紅葉の季節には、みごとに黄色く色づき、いっそうその姿がはっきりとわかります。
今年は紅葉が少し遅れているようです。写真は2007.11.9撮影。(2007.11.14)
情報提供:市民の力わかやま
宝泉寺の大銀杏
国道311号線を通ると、谷向こうの山腹に森と見まがう銀杏の巨木が見える場所があります。秋、木が黄金に輝く時のみ、多くの人が訪れます。しかし、この木は四季を問わず強烈な印象を見る者に与え、ため息を誘います。銀杏は本来太い幹が真っ直ぐにそびえる木です。しかし、この木ははるか昔、地面から5〜6mのところでその主幹を失いました。言わば致命傷になりかねない損傷をのりこえた壮絶な姿なのです。
無数の枝の付け根は、強靭な生命力で快復した傷口なのです。生と死がせめぎあった戦場とも言えるでしょう。冬枯れの時期にこそその本質が剥き出しになります。いま、癒えたその傷口には腐葉土が貯まり、他の草木が宿っています。(2006.3.31)
情報提供:うた加楽衆
道の駅「熊野古道中辺路」